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原作「LIAR GAME」

原作「LIAR GAME」について

「LIAR GAME」は甲斐谷忍によるサスペンス漫画です。2005年の12月号から「週刊ヤングジャンプ」にて不定期連載されています。フジテレビ系列でドラマ化もされており、単行本は2011年3月までに累計500万部を突破する大ヒット作となっています。

あらすじ

周囲から「バカ正直のナオ」と呼ばれる程、他人を信じやすい女子大生・神崎直。そんな彼女のもとにある小包が届けられます。「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」という注意書きをよく読みもしないうちに、直は小包を開封してしまいます。その中には1億円分の札束がしまわれており、「いかなる手段でもかまいません。対戦相手からマネーを奪ってください」と書かれていました。こうして直は、謎の組織が主催するゲーム・トーナメント「ライアーゲーム」の第一回戦「1億円争奪ゲーム」に強制的に参加させられることになったのです。何とかゲームを降りようとする直でしたが、どこに相談してもまともに取り合ってもらえません。やがて、対戦相手が発表されますが、その相手は直の中学時代の恩師・藤沢だったのです。早速藤沢のもとへ向かった直。しかし、藤沢の言葉に惑わされ、まんまと1億円全額騙し取られてしまいます。なんとか1億円を取り戻そうと躍起になった直は、出所したばかりの天才詐欺師・秋山深一に助けを求めるのでした。

特徴

ライアーゲーム・トーナメントで行われるゲームは、いずれも知恵や交渉力、名前の通り嘘をつく力を振り絞って勝ち上がっていくというものです。運の要素が関係するゲームも多いのですが、純粋に運のみで勝敗が決定する事はありません。ライアーゲームトーナメントのルールは、いずれかのプレイヤーが自分の利益だけを考えた行動を取った場合のみ主催者側にマージンが発生するように作られています。したがって仮に全てのプレイヤーが結託すれば、誰も得しないかわりに誰も損しないという状況を達成できます。しかし、実際には他人を本当に信頼できるのか疑心暗鬼となり、囚人のジレンマ(互いに協調する方が裏切り合うよりもよい結果になる事が分かっていても、皆が自身の利益を優先している状況下では、互いに裏切りあってしまう)に陥ってしまうことが多いのです。このジレンマにどのように対処するかが、本作の主題の一つです。本作に登場するゲームの多くは作者自身が作ったもので、トランプ・ゲームのような既存のゲームを流用したものは17ポーカーくらいしかありません。また本作にでてくるゲームは、集団で行われるものが多く、純粋に一対一の戦いになる事はあまりありません。この為ほかのプレイヤーとの結託や裏切りなどの駆け引きが勝敗を左右する鍵となる事が非常に多くなっています。

作者について

プロフィール

甲斐谷忍(本名:貝谷忍)は1967年9月24日生まれ、鹿児島県出身の漫画家です。鹿児島県立甲南高等学校および鹿児島大学工学部卒業です。現在は千葉県柏市に住んでおり、中学生の息子がいます。代表作は「LIAR GAME」のほかに「ソムリエ」「ONE OUTS」などがあります。

略歴

  • 1991年・・・下半期に「もうひとりの僕」で第42回手塚賞準入選受賞。
  • 1994年・・・8号から28号まで、「週刊少年ジャンプ」で「翠山ポリスギャング」を連載。
  • 1996年・・・「MANGAオールマン」2月号より「ソムリエ」(原作:城アラキ)を連載開始。ドラマ化もされて一躍ワインブームのさきがけとなる。
  • 1998年・・・「ビジネスジャンプ」において「ONE OUTS」の連載を開始。今までにないタイプの異色野球漫画として人気を博した。
  • 1999年・・・「MANGAオールマン」10月号をもって「ソムリエ」の連載終了。
  • 2000年・・・「MANGAオールマン」1月号より「太平天国演義」の連載を開始。しかし「MANGAオールマン」の休刊(事実上の廃刊)により連載は中断される。
  • 2002年・・・ビジネスジャンプ増刊「BJ魂」にて単発的に「太平天国演義」の続編が掲載される。しかし2003年に未完のまま中断。
  • 2005年・・・「週刊ヤングジャンプ」において「LIAR GAME」が12号から17号まで集中連載される。好評のため、同年41号から52号まで再び集中連載された。
  • 2006年・・・「ONE OUTS」の連載終了。「週刊ヤングジャンプ」にて26号から36号まで「LIAR GAME」の第3部を集中連載する。
  • 2007年・・・「ビジネスジャンプ」12号より「霊能力者 小田霧響子の嘘」が月イチ連載開始。「週刊ヤングジャンプ」12号から「LIAR GAME」の連載を開始しテレビドラマ化される。
  • 2008年・・・10月から日本テレビ系列にて「ONE OUTS」がアニメ化される。それに伴い「ビジネスジャンプ」で「ONE OUTS-疑惑のオールスター編-」を短期集中連載・
  • 2011年・・・「ジャンプ改」Vol.2より、「ウイナーズサークルへようこそ」の連載を開始。

趣味

大の競馬好きとして知られており、「LIAR GAME」の登場人物の名前は実在の競馬関係者に由来するものが多いのもそのためです。元々は漫画の登場人物の名前を覚えていくのが大変で、「ONE OUTS」のときはしばしば混乱してしまったことから、顔とイメージが一致するジョッキーの名前を使うことでその問題をクリアしようと考えたことがきっかけなのだそうです。当初はJRAの騎手の名前を使っていましたが、最近は名前が足りなくなってきたため地方競馬の騎手や引退した騎手の名前を使うようにしているとの事です。また、漫画も好きで、子供のころ影響を受けた作品は鴨川つばめの「マカロニほうれん荘」で、絵柄は能條純一、上條淳士、望月玲子の影響を大きく受けています。また、福本伸行にも強い影響を受けていて、甲斐谷は「ONE OUTS」の企画を編集部に説明する際に「これは野球版『アカギ』です」と述べています。大学の専門が電子工学で、大学時代はパソコンゲームのプログラム作りにはまっていたため「LIAR GAME」のゲームをつくるのは得意なのだそうです。

作品

  • 翠山ポリスギャング(全2巻)
  • 桃源郷(短編集)
  • ソムリエ(全9巻)
  • ONE OUTS(全20巻)
  • 太平天国演義(全3巻、未完)
  • LIAR GAME(1~16巻、以後続刊)
  • 霊能力者 小田霧響子の嘘(1~7巻、以後続刊)
  • ウイナーズサークルへようこそ(1~2巻、以後続刊)

ドラマ化

2007年4月14日から同年6月23日まで、フジテレビ系列で、土曜日23:10~23:55に新設されたドラマ枠「土曜ドラマ」の第一弾として放送されました。1話45分の全11話で、最終回のみサブキャラクター側の新カットを含めた2時間半の総集編とあわせて土曜プレミアム枠で3時間スペシャルで放送されました。「シーズン2」は2010年3月2日から「ドラマストリート」枠で放送されました。キャッチコピーは、シーズン1が「一億円もらえるなら、どんな嘘だってつけるでしょ。」で、シーズン2が「世界中のウソつきたちへ。」「ドラマでサバイバル(-勝ち抜き-)、映画でファイナル(-決勝戦-)」でした。キャッチコピーの通り、シーズン2の決勝戦は2010年3月6日に公開された劇場版「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」で描かれています。原作漫画とドラマ版ではストーリーに多少の違いがあり、また登場人物のキャラクターなどにも違いが見られます。

「シーズン1」あらすじ

「バカ正直のナオ」とあだ名されるほど人を信じたすい少女、神崎直。末期ガンでホスピスに暮らす父を看病しながらも、直は日々明るく暮らしていました。そんな彼女のもとにある日「LGT事務局」という謎の差出人から、メッセージカード付きの小包が届きます。中に入っていたのは1本のビデオテープと、現金1億円。メッセージカードには「LIAR GAMEに参加される場合のみ小包を開封して下さい」との注意書きがあり、それを見もせずに開封してしまったことから、直は対戦相手とマネーを奪い合う「LIAR GAME」に参加する羽目になってしまいます。直の対戦相手は中学時代の恩師・藤沢でした。直は藤沢の言葉に乗せられ一億円を騙し取られてしまいます。途方に暮れた直は警官の谷村の言葉を受け、3年前にマルチ商法の組織を独力で騙し返して潰した天才詐欺師、秋山深一に助けを求めます。かくして欲望渦巻く「LIAR GAME」での、直と秋山の戦いが始まったのです。

「シーズン2」あらすじ

「LIAR GAME」3回戦で秋山と共に「LIAR GAME」を抜け出した直は、その後の2年間平穏無事で幸せな日々を送っていました。しかし、そんな彼女の元に再び「LGT事務局」から1億円と4回戦進出の招待状が届きます。一度は参加を拒否する直でしたが、谷村の口車に乗せられ再び「LIAR GAME」に身を投じることになってしまいます。一方、海外を放浪していた秋山は母の命日に日本に帰郷した際、エリーに「LIAR GAME」4回戦に誘われます。秋山は終わったはずの「LIAR GAME」にまだ何か裏があることを感じ、参戦を決意。直と秋山はかつての対戦者だったフクナガと共に「LIAR GAME」4回戦に挑むことになったのです。