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「ライアーゲーム-再生-」

映画「ライアーゲーム-再生-」について

映画「ライアーゲーム-再生-」は、甲斐谷忍の漫画「LIAR GAME」を原作とした映画です。2007年4月14日から6月23日までフジテレビで放送された、戸田恵梨香と松田翔太主演のドラマ「LIAR GAME」と、2009年11月10日から2010年1月19日まで同局で放送されたドラマ版シーズン2、2010年3月6日に公開された映画「LIAR GAME ザ・ファイナルステージ」の続編として製作されました。2012年3月3日に映画版第二段として公開され、内容的には原作での人気エピソードである「イス取りゲーム」を下敷きにしています。「再生」と書いて「リボーン」と読み、その名前のとおり、キャストは秋山役の松田翔太以外はほとんど一新されています。キャッチコピーは「ようこそ、禁断の“イス取りゲーム”へ―」でした。全国318スクリーンで公開され、2012年3月3、4日の初日2日間で興行収入3億1470万3400円、動員24万2188人になり映画館客動員ランキングで初登場第2位となりました。

ストーリー

ライアーゲーム・ファイナルステージから2年後。秋山深一は帝都大学の教授として心理学を教え、平和な日々を送っていました。一方、卒業式を終えたばかりの女子大生・篠宮優のもとに、一通の招待状と現金一億円が届きます。その招待状に書かれていた文字は【ライアーゲームのご案内】。消滅したはずのライアーゲームが復活していたのです。パニックに陥る優。彼女が助けを求めたのは、何度か講義を受けたことがある秋山でした。一緒にライアーゲームに参加して欲しいという優の頼みを、秋山は無視します。しかし、そんな秋山のもとにもライアーゲームの招待状が届くのでした。結局自身もライアーゲームに参加することとなった秋山。優と秋山は謎のトラックに乗せられ、広大な廃墟のような場所につれてこられます。今回のゲームは参加者20人で20億をかけて戦う究極の“イス取りゲーム”。秋山への復讐を誓うライアーゲーム事務局や秋山を潰しにかかるプレイヤーたち。彼らを騙して秋山は勝利することが出来るのか!?

ゲームのルール

  • プレイヤー総数は20名
  • 各プレイヤーには、参加時点で1億円が贈呈される。
  • ゲーム終了時、各プレイヤーから2億円ずつが回収される。つまりゲームによる獲得賞金が1億円未満だった場合、負債が確定。
  • 各プレイヤーは初めに自分の名前が刻まれたメダルを20枚ずつ与えられる。
  • ゲーム開始時点のイスの数は15脚。
  • イスには1~15の個別番号がふられており、初めは全てがゲーム会場の何処かに隠されている。
  • ゲームは「作戦タイム(30分間)」「着座」「投票所への帰還(10分間)」「親決め投票(5分間)」「イス消去」の5手順を「1回」とし、最後の1人になるまでこれを反復する形で進行する。
  • 最後の一脚を獲得したプレイヤー1名が優勝者となる。
  • 「作戦タイム(30分間)」の間は自由行動。イスの確保以外の行為に費やしてもよい。
  • 作戦タイム終了の時点で、イスに「着座」出来ていなかったプレイヤーは脱落となる。
  • 着座後、10分以内に「投票所への帰還」を果たさなければならない。間に合わなかったプレイヤーは、次の「親決め投票」における投票権を失う。
  • 「親決め投票(5分間)」では、脱落していないプレイヤー1人に対して各人が投票を行い、最多得票者が親となる。なお、脱落者にも投票権がある。
  • 親は、残されたイスの中から消去したい番号を自由に選びコールできる。これによりイスが1つ減少し、次の「回」へと移行する。
  • 優勝賞金は20億円。ただし、優勝者1名のメダルを1枚1億円で換金するという形で贈呈されるため、優勝者本人でなくともメダルさえ所持していれば賞金獲得となる。
  • 「親決め投票」の最多得票が同立複数人となった場合、親決めは流れ、イスを減らさずに次ぎの「回」へと移行する。
  • 暴力行為は一切禁止。破った場合は即刻脱落となり、脱落者が破った場合はペナルティ1億円が課せられる。
  • 同じイスに連続で着座することは出来ない。ただし、連続でなければ何度同じイスに着座しても構わない。

結末

秋山はこのゲームが単なるイス取りゲームではなく、チームを作ることで行う“国盗り”のゲームであることに気づきます。最初の投票で優と秋山は6人を自分たちの見方に付けますが、怪しいカルト宗教教祖の張本一派に多数決で負けてしまいます。チームは他にも顔にタトゥーを入れた若者・桐生がリーダーを務めるチームと、どのチームにも属さないフリーの人間が二人残っていました。優は脱落者を自分たちの見方につけるためコインを配り、一度は親の座を獲得します。しかし脱落者たちは優を裏切って張本のほうについてしまい、あっさりと親の座は奪われることに。張本は秋山組はもはや敵ではないと判断し、桐生組を潰しにかかります。こうして張本と桐生が潰しあいを初めますが、実はこれも秋山の作戦だったのです。こっそり脱落者を買収し、支配するという秋山のやり方に優は不信感を覚えます。秋山に反旗を翻そうと試みる優でしたが、張本組に脱落者を取られ孤立してしまいます。そんな優を秋山は許し、再び秋山組へ向かえ入れます。これでまたゲームに参加できる・・・そう思った矢先、なんと秋山は自分の手持ちコインを全て捨ててしまいました。驚く一同を尻目に桐生は秋山に罵声を浴びせます。それを聞いた優は、思わず桐生を殴ってしまいます。暴力行為は即失格。これにより秋山組の生き残りは秋山一人だけとなってしまいました。しかも秋山はコインをもっていないため、誰かを買収することも出来ません。桐生と張本の眼中に、もはや敗北が確実となった秋山は入っていません。二人は再び潰し合い、桐生が生き残りました。これで桐生が優勝かと思われたとき、予期せぬことが起ります。投票で、コインをもっていないはずの秋山が親に選ばれたのです。驚愕する一同。桐生は自分の組に裏切り者がいると確信しますが、だれも秋山のコインを持っていません。追いつめられていく桐生。そして一つのイスをかけた最後のゲーム・・・。優勝したのは、桐生でも秋山でもなく、ノーマークだったケンジでした。なんと秋山は自分のコインを捨てることで脱落者の信用を買い、「ケンジを優勝させるから俺に協力しろ」と彼らを説得していたのです。桐生以外の全員にケンジのコインを渡し買収することで、誰も損をすることなくゲームを終えました。優は桐生にもケンジのコインを渡し、全員が負債を抱えずに済んだのでした。

キャスト

ゲーム参加者

  • 秋山深一・・・松田翔太
  • 篠宮優・・・多部未華子
  • 坂巻マイ・・・濱田マリ
  • 赤城コウタ・・・要潤
  • 月乃エミ・・・小池栄子
  • 安川ノリヒコ・・・春海四方
  • 張本タカシ・・・船越英一郎
  • 木村ケイ・・・桝木亜子
  • 三家本ミカ・・・上野なつひ
  • 阿部ユキコ・・・斎藤陽子
  • 桐生ノブテル・・・新井浩文
  • 猿川ケンジ・・・高橋ジョージ
  • 犬塚エイコ・・・野波麻帆
  • 嶋タカヒロ・・・池田鉄洋
  • 斉木カケル・・・青木忠宏
  • 村田テツヤ・・・前田健
  • 津村アキラ・・・上原敏郎
  • 和田タツジ・・・大野拓朗
  • 下原田オサム・・・竜星涼

ライアーゲーム事務局

  • アリス・・・芦田愛菜
  • 谷村光男・・・渡辺いっけい
  • 福永ユウジ・・・鈴木浩介
  • 横谷ノリヒコ・・・鈴木一真
  • 主催者・Ω・・・江角マキコ

スタッフ

  • 監督・・・松山博昭
  • 制作・・・亀山千広、鳥嶋和彦、市川南
  • プロデューサー・・・立松嗣章、高橋正秀、古郡真也
  • 原作・・・甲斐谷忍「LIAR GAME」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
  • 脚本・・・岡田道尚、黒岩勉
  • CG・・・笹生宗慶
  • 監督補・・・森脇智延
  • 撮影・・・宮田伸
  • 美術・・・関口保幸
  • デザイン・・・坪田幸之
  • 編集・・・平川正治
  • 音楽・・・中田ヤスタカ
  • VFX・・・山本雅之
  • 記録・・・中田秀子
  • 照明・・・森泉英男
  • 選曲・・・泉清二
  • 録音・・・武進
  • 製作・・・フジテレビジョン、集英社、東宝、FNS27社
  • 配給・・・東宝

主題歌

  • 主題歌・・・capsule「Step on The Floor」
  • 挿入歌・・・capsule「All The Way」

感想

はっきり言って今回の映画は蛇足だったと思います。ただでさえ批判が多い「漫画のドラマ化」。ドラマ版はシーズン2まで好評で、成功を納めていますし、そのドラマの映画化一作目も、シリーズの最後を飾るにふさわしい終わり方でした。それなのになぜ「再生」なんて銘打って、新作を作ってしまったのでしょうか。あのまま終わっていれば「有終の美」だったのに・・・と思わざるを得ません。作るならちゃんと作って欲しかった。芦田愛菜ちゃんの無駄遣いっぷりも非常に気になりましたし、新しいヒロインとして参加した優のキャラクターが皆無、ゲームに穴がありすぎるなどなど細かいところが気になってしまってあまり楽しめなかったというのが正直な感想です。桐生の最後のセリフ「だったらこんなゲームやるな!」にはその通りすぎて笑ってしまいました。ただ、ゲーム参加者が非常に豪華な俳優陣で彩られていて、特に張本役の船越さんがぶっ飛んでいるので楽しかったです。